丘上の放棄地から北西へ向かい目を凝らして玄界灘を探すが

霧に覆われた海は姿をくらます。

崖縁の木が、この跡地を海風から守るかのように枝を横に伸ばすと共に、根を下ろし

わずか残っている石垣をしっかりと寄り添う。

この慈愛を記録したくて木と石垣と見えない海にカメラを向けた。

2020年春、名護屋城跡にて。

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エドワード・クランドール

米国ニュージャージー州出身 / ニューヨーク大卒 / 元記者・報道写真家

九州に住み ２５年

From NJ, USA / Graduate of NYU / Former reporter & news

photographer

Resident of Kyushu for ２５years

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