書画篆刻展を終えて
「100歳でも個展をしたい」
これが4年前、90歳での個展を終えてからの父の口ぐせでした。
60歳に一回めの個展を開催し、昨年93歳で亡くなるまで、国内外で個展を開き、アクティブに書三昧な日々を過ごしました。
常にアイデアを探し、試行錯誤し、楽しんだ足跡。
最後の個展は住み慣れた、自宅とアトリエで開催しました。
展示は、家族で。
書とピアノの即興演奏コンサートは、私が。
楽しすぎた準備。
いろいろな方との再会。
幸せな時間。
父のためにと思って開いた個展でしたが、実は父からのプレゼントだったと気付きました。
野中瑛碩 書画篆刻展
主催 古賀佳子