《「街なかかわらばん佐賀」とのコラボ企画》「触れる」からのアート入門。手仕事が身近になる場所【ギャラリー遊】

この記事は、ユマニテさがさんが市民ライターさん達と発行/WEB掲載されている「街なかかわらばん佐賀」とのコラボ企画です。

初出は「街なかかわらばん佐賀」58号です。

佐賀のアート情報を紹介するサイト・potariの編集部員という顔も持つ、市民ライターの伊藤です。様々な展示を紹介してきた経験からおすすめしたいのが「ギャラリー遊」です。

1988年のオープン以来、オーナーの高祖かず子さんが上質な手仕事を紹介してきました。展示の原点は高祖さん自身の感動。心を動かされた作家に直接会いに行き、展示を相談します。作家とお客様とを橋渡しできるのが展示の醍醐味だそうです。9月の展示では、野生の草から繊維を取り出す「雑草織」を手がける今和泉俊子さんを紹介しました。

自身がニット作家である高祖さんが県外での展示で忙しいため、11月はギャラリーがお休み。12月は内村眞理子さんの洋服展と高祖さんのニット展を計画しています。

「今の時代になかなか出会えないものを作る一人」と高祖さんが評する内村さんの洋服は、ため息が出るようなデザインと着心地。一方、高祖さんのニットも温かさ・やわらかさ・発色の鮮やかさなど無二の存在なのでぜひギャラリーで確かめてほしいです。「作品の実物に触れられるのがギャラリーの魅力」と高祖さんは語ります。「『ものを売る場所』と誤解されることもありますが、作品との出会いを楽しむための場所です。気軽に立ち寄ってください」。

最後に、話のなかで高祖さんがおすすめする街なかグルメを挙げていただきました。それは「やきとり鶴 八幡小路本店」。ネタの鮮度が抜群のこのお店に県外の作家さんを案内することも多いそうです。ギャラリーに足を運んだ帰りにでも、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?


[INFORMATION]
ギャラリー遊

TEL:0952-23-4997
●佐賀市白山2丁目4-15
●営業時間/11:00~18:00※変動あり
●定休日/不定
●駐車場/あり(駐車場は要問合せ)
●HP http://gallery-yuu.net/
※11月はお休みで、12月にニット展等を予定。