愛らしい姿とユーモアあふれる言葉で世界中のファンを魅了するムーミンとそのなかまたち。フィンランドを代表する芸術家、トーべ・ヤンソン(1914~2001年)が生みだした「ムーミン」シリーズは、小説、絵本、新聞連載コミック、アニメ、商品などさまざまなかたちで親しまれています。本展では、その多彩なアートと奥深い物語の魅力を、約500点の展示品で紹介します。ムーミンの小説、絵本の挿絵や表紙を原画やスケッチで紹介。また、イースターカード、アドベントカレンダーの原画、銀行の広告など、小説や絵本では見たことがないムーミンとそのなかまたちの多彩な表情にも出会うことができます。
【みどころ1]
フィンランド・タンペレ市にある「ムーミン美術館」は、2017年に装いをあらたにリニューアルオープンしました。世界で唯一のムーミンの美術館では、約2000点もの作品を所蔵しています。本展では、同美術館からムーミン小説の原画やスケッチのほか、トーベがムーミン小説を手がける前に描いていたスウェーデン語系の風刺雑誌「GARM」の挿絵など、よりすぐりの作品がやってきます。
【みどころ2】
ムーミンの小説は「小さなトロールと大きな洪水」「ムーミン谷の彗星」「たのしいムーミン一家」「ムーミンパパの思い出」「ムーミン谷の夏まつり」「ムーミン谷の冬」「ムーミン谷の仲間たち」「ムーミンパパ海へいく」「ムーミン谷の十一月」と9つ出版されています。本展では、9つ全ての小説と絵本「ムーミン谷へのふしぎな旅」の原画やスケッチを紹介します。
【みどころ3】
“まぼろしのムーミン人形”ともいわれるアトリエ・ファウニのムーミンフィギュアやイースターカード、アドベントカレンダーの原画、銀行や新聞の広告なども!トーベ・ヤンソンが最後まで手元に残しておいた作品を含むムーミンキャラクターズ社保有の貴重なコレクションも並びます。小説や絵本では見たことがないムーミンとそのなかまたちの多彩な表情にも出会うことができます。
【みどころ4】
2019年はフィンランドと日本の外交関係樹立100周年。トーベは来日も果たしています。トーベが愛した日本を、写真資料やスケッチで紹介するほか、浮世絵とムーミンを並べて展示します。(浮世絵は復刻版やパネルを展示します。)
〈音声ガイド〉
音声ガイドナビゲーター:櫻井孝宏(声優)
貸出料金:お一人様1台500円(税込)
貸出場所:展示室入口貸出カウンター
〈関連イベント〉
学芸員によるギャラリー・トーク
日時:7月6日(土)・20日(土)、8月3日(土)・17日(土)・31日(土)14:00~15:00
会場:大分県立美術館1階展示室A
参加費:無料(要展覧会観覧券)、申込み不要、当日参加可
お団子ヘア割
ムーミン展の会期中に、ムーミンの人気キャラクター「リトルミイ」のようなお団子ヘアでご来館の方は、ムーミン展を団体料金にてご観覧いただけます。当日、展覧会場入口のチケット販売所でお申し出ください。※詳細は大分県立美術館のホームページ(http://www.opam.jp/exhibitions/detail/509)をご覧ください。