2019年9月28日。写真家の関めぐみ先生を講師にお招きし、佐賀市の旧古賀家で写真の撮影演習が行われました。見る人に内容が伝わる写真をスマートフォンで撮るための実践型演習です。まずは関先生の話を聞き、次に3つのグループに分かれて近所の店やギャラリー等へ取材に行きます。演習の最後は関先生による講評タイム。取材中に撮った写真を皆で見ていきます。
演習が始まり自己紹介をした後に、関先生が自身のお仕事を紹介しました。写真を撮る際に工夫していることや意識していること、関先生ならではの視点や考え方など、ためになる話ばかり! 思わず目から鱗が落ちてしまいました。また事前に集めていた受講生の質問ひとつひとつに対し、具体例も交えながら丁寧に答えていただきました。先生の口からは、プロの写真家ならではの現場の話などが不意に登場します。熱心にメモを取っている受講生もいました。
事前レクチャーが終わると、受講生はグループに分かれて取材へ出発! 取材ルートは各グループとも自分たちで設定しました。
外へ出てみると……もうじき10月に突入するとは思えないくらいの暑さにビックリ! 炎天下の中、スマホを片手に取材先へと向かいます。
最初は皆さん緊張した面持ちでしたが、時間が経つにつれ段々と「なるほど!」や「へぇ!」などの相槌の言葉が増え、自ら積極的に質問する姿が多く見受けられるようになりました。地域に住む方々の生の声を取材するのは、受講生全員にとって良い経験になるはずです。とても有意義な取材になったのではないでしょうか。真摯に耳を傾ける皆さんを前に、街の方も楽しそうに話している様子でした。
取材を終え旧古賀家に戻ると、関先生による写真の講評が始まりました。受講生ひとりひとりが取材中に撮った写真を口頭で簡単に紹介し、それに対して関先生がコメントしていきます。自分が撮った写真にプロの写真家によるフィードバックがもらえるなんて、滅多にない貴重な機会です!
個人的には関先生の「気になったことを放っておかない」という言葉が強く印象に残っています。少しでも気になったことがあればすぐに質問し、少しでも良いと感じたらすぐにシャッターを切り、少しでも悪いと感じたら撮り直す。取材の際でも写真撮影の際でも同様に「少しでも心に引っかかったものを見逃さない」という姿勢が大事なのだそうです。
文章だけで伝えにくいことは写真で伝える。写真だけで伝えにくいことは文章で伝える。読者に伝わる記事を書くためには、記事内の文章と画像とが互いを上手く補い合わなくてはなりません。編集部員は、執筆トレーニングで文章力を鍛え、今回の演習で写真撮影の腕を磨いて、ここ数ヶ月で圧倒的な成長を成し遂げました。これから投稿される記事にご期待ください!
演習に参加した編集部員が、今回の取材に関する記事を随時投稿していきます。受講生が撮った写真が気になる方は、これから投稿されるレポート記事を是非チェックしてみてくださいね!