大分県は、日本一の「マダケ」の産地。国指定の伝統的工芸品でもある「別府竹細工」をはじめ、日用品から土産物、さらには芸術品まで、良質な竹をさまざまに活用し、幅広く愛されてきました。『竹会 (たけえ) 』は、見て、触れて、味わって、聴いて、竹の魅力や新たな一面に出会えるイベントです。
【公開制作】 10月17日(火)~10月27日(金)
【夜のライトアップ】 10月27日(金)~11月4日(土)
・竹工芸家が、竹の割り剥ぎから編みまでを会場で実演します。公開制作で日々変化していく展示をお楽しみください。
・夜は竹の作品がライトアップされ、OPAMが幻想的な空間に。
・竹にまつわる音楽ライブなどイベント盛りだくさん。
・竹に触れるコーナーやワークショップブースもあります。
・ミュージアムショップで県内作家の竹製品を販売しています。
会期中のイベント
※いずれも参加無料
※事前申込が必要なイベントは 申し込みフォーム かお電話でお申し込みください。先着順。
■点灯式 【要事前申込/定員50名程度】★ 申込はこちら
日時:10月27日(金)18:00~
別府市で60年以上神事として行われている、巨大な籠を編む実演「大四海波献籃製作」を大分県産の竹笛の音色とともに特別バージョンで執り行い、ライトアップ会期をスタートします。
- 制作:こじまちから、三原啓資
- 演奏:アマンの竹笛
■音楽ライブ『竹と中世の響き』 【要事前申込/定員50名程度】★ 申込はこちら
日時:11月3日(金)18:00~ 1時間程度
竹は楽器として美しい音を奏でます。大分県杵築市山香町を拠点に活動する『カテリーナ古楽器研究所』による竹と古楽器の演奏をお楽しみください。
- 演奏:カテリーナ古楽器研究所アンサンブル
■ワークショップ 【申込不要(当日先着順)/定員各回6組程度】
日時:10月21日(土)・10月22日(日)・10月29日(日)
いずれの日も ①10:30 ②13:30 ③15:30 所要時間:1時間程度
竹工芸に挑戦してみましょう!皆さんが作った作品は、会期中、大きなオブジェの一部として展示され、終了後に返却されます。対象は小学生以上です。
■クロージング 【申込不要】
日時:11月4日(土)18:00~
竹製パンフルートの演奏とカフェでの特別メニュー(*)を楽しめる、クロージングイベントを開催します。
- 演奏:Arcadia (麻生恭子)
*特別メニュー
竹の器で楽しむ県産酒と別府地獄蒸しめんまのおつまみセット (500円/50セット限定)
※竹の器はお持ち帰りいただけます。
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★の付いたイベントへの参加にあたっては、以下のいずれかのものが必要になります。
- 同時開催中の『此君礼賛−おおいた竹ものがたり vol.7』の観覧券
- 大分県芸術文化友の会『びび』 KOTOBUKI または TAKASAGO のメンバーズカード
- キャンパスメンバーズカード(大分県立芸術文化短期大学 学生証)
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アーティストプロフィール
こじまちから
竹藝家・演奏家。津久見市出身。大分県立芸術文化短期大学、大分県立竹工芸訓練センター卒業。伝統技法を活かしたデザインを重視しながらも、竹素材のみに拘らない作品制作を得意としている。2020年、別府市で「シェアアトリエsynergiez」設立。2021年大分駅前広場「竹が彩る大分の宙」総合ディレクション、2022年・23年フェリーさんふらわあ新造船「くれない」「むらさき」壁面作品制作、JR別府駅前のオブジェ制作など実績多数。
三原啓資
竹細工職人。岡山生まれ。大分県立竹工芸訓練センターを修了。大分県由布市の里山で自ら山に入り、竹を切り出し、暮らしの道具として使いやすく丈夫な竹かご作りを続けている。また、土間、かまど、薪風呂が残る築70年の自宅で、「スイッチひとつで始まらない暮らし」が体験できる農村民泊も行っている。
https://www.facebook.com/shochikudo
アマンの竹笛
竹笛・神楽笛製作、竹笛演奏家。2017年、生まれた土地の竹で自分の楽器を作り始める。2021年竹林を求めて大分県宇佐市院内町に生活の拠点を移す。 以前から夢であった故郷大分の神楽笛の復元、複製のお仕事がきっかけで、口伝による音の伝承の重要性と豊かさを学ぶ。いつまでも愛され、故郷の風景に馴染んでゆける竹笛づくりに熱狂中。
カテリーナ古楽器研究所アンサンブル
カテリーナ古楽器研究所で復元研究製作した楽器を用いて演奏するグループ。
ヨーロッパ中世・ルネッサンス期の古楽の楽しみを表現すると共に、数々の古楽器を楽器製作者の視点から紹介している。2016年に20種類の古楽器を使って収録したCDアルバム「中世巡礼物語」を発表し、好評を得る。
Arcadia 麻生恭子
パンフルート奏者、フルート奏者。東京音楽大学卒業、同研究科修了。その後、フルート奏者としての活動を始める。現在は、日本では数少ないパンフルート奏者としても、各地で演奏活動を行っている。パンフルートを、岩田英憲氏、野崎ユミカ氏、ヨルグ・フライ氏の各氏に師事。