トネリコカフェでランチ、紅葉で和紅茶の飲み比べ

雲ひとつない秋晴れの日だった。秋晴れとはいうものの気温はほどほどに高く、旧古賀家を出て柳町を歩いているとじっとりと汗が出てくる。

最初の目的地は、白山にあるトネリコカフェ。店内では、佐賀大学文化教育学部OGの方が主催する絵画教室の作品展が開かれていた。

店主がめっちゃテキパキ動かれてました。仕事がはやい。

これまで注文したことのなかったピザを注文した。トネリコには何度か足を運んだことがあったが、友人たちと訪れるときにはいつもコーヒーや甘味ばかり注文していた。出てきたピザはマルゲリータ。ちょっと早めのお昼ごはんには丁度いい量でサクサクパリパリ美味しかった。

食べ終わった後も、店員さんに佐賀大学芸術地域デザイン学部とのつながりや、お店で今年開催するイベントなどの話をたくさん伺い、思ったより時間が経ってしまっていた。

次の目的地は、和紅茶専門店の紅葉(くれは)。集合場所の旧古賀家の向かい側にあるため、さっき歩いてきた道を引き返すことになる。太陽は出発してきたときよりも高い位置にあり、トネリコのアイスコーヒーで体を冷やしただけに余計に暑く感じられた。

ふと周りを見てみると、影がぐぐぐっと伸びている。まだまだ暑い日が続いていたが、太陽が真夏よりも確実に低くなっていることを実感した。

紅葉の店内に入ってみると、柑橘系の香りが店内中に満ちていた。品物の仕込みの真っ最中だったみたい。

紅葉では、国内の産地のお茶を店主のセンスで美味しく頂ける。

私が注文したのは、「月ヶ瀬紅茶ファーストフラッシュ」。完全にジャケ買い。字面がめっちゃかっこいい。

ちなみにファーストフラッシュというのは、早摘みという意味だそう。その名の通り、すっっっっっきりした飲み心地だった。たくさん飲める。

グループの他の方が注文したお茶も飲ませてもらったが、それぞれの印象が大分違った。お茶と一緒にちょっとしたお菓子が出されるのだが、それぞれ違った。月ヶ瀬紅茶ファーストフラッシュと一緒に出てきたのは、干し柿とゆずのお菓子。若干苦味があるが、紅茶に苦味や渋味が全くない分とても合う。

紅葉は本当にたくさんの種類のお茶を提供しているので、行くときにはぜひ友人や家族といってシェアしてみることをおすすめする。和紅茶の飲み比べは楽しいぞ。

スマホで写真を撮る講座だったのだが、本題そっちのけで楽しんでしまった。スマホの即応性を生かしてスマホでしか撮れない写真を撮ってやろうと意気込んでいたのだが、なかなか難しかった。精進します。