2023新春おすすめアート5選

アートサイト「ぽたり」代表の小石です。新年明けましておめでとうございます。今年もぽたりをどうぞよろしくお願いいたします。

さて、年末はどこの美術館も休館でしたので、アートに触れたくて、うずうずされている方も多いのではないでしょうか。そこで新年から楽しめる、ぽたりおすすめのアート情報をお届けします。


(~2月5日 佐賀県立美術館)

26歳の若さで不慮の事故で亡くなった、佐賀出身の画家・野村昭嘉の久しぶりの展覧会です。ジブリ作品に出てきそうな不思議な造形と、フレスコ画のような質感の画面が、古代壁画のような雰囲気を醸し人気があります。大量の制作ノートと作品との対比もあり、どのように野村が思考し制作していたのか、思いを巡らすひとときを楽しめます。


(~2月12日 佐賀県立美術館)

大正ロマンを代表する画家・竹久夢二の九州初公開「南枝早春」など、夢二式美人画が存分に堪能できる展覧会です。近年グラフィックデザインの先駆者としても脚光が当たっており、絵だけでなく携わった新聞や雑誌、書籍なども楽しめます。特設ショップでは風呂敷や御朱印帳など、使いやすいレトロモダンなグッズが多数そろい、目移りしそうです。


(~1月9日 長崎県美術館)

版画を中心にしたピカソの作品130点が一堂に会します。イスラエル博物館のコレクションは日本初上陸。青の時代の銅版画の傑作「貧しい食事」をはじめ、多様な版画表現が見どころです。出島のすぐそばにあるおしゃれな美術館に、観光がてら少し足を延ばしてみては。


(1月7日~22日 唐津市近代図書館、旧唐津銀行)

唐津の高台にアトリエを構える画家・乗田貞勝の地元初の展覧会です。バリ島に魅せられて、足を運ぶことは100回を超えます。その特徴である赤や青の色調は、東京や福岡の個展同様、佐賀の人々に鮮烈な印象を与えてくれるはずです。


岩永京吉作品展(~2月26日 岩永京吉美術館、~3月30日 エイブル)

岩永京吉の展覧会が、出身地である鹿島の2カ所で同時に開催されます。岩永京吉美術館は、県内では珍しい個人美術館で、所蔵の作品を毎回違う切り口で展示し、新鮮な視点を与えてくれます。今回は地域から依頼された「涅槃図」の制作過程をつぶさにたどることができます。1月28日にはエイブルと共催で、吉田能舞台でギャラリートークもあります。


今年もどうぞよろしくお願いします。

ぽたりは今年も佐賀近郊のさまざまな展覧会、アートイベントをご紹介していきますので、どうぞよろしくお願いします。