日常に潜む魅力的な文字『タイポさんぽ改 路上の文字観察』
『タイポさんぽ改 路上の文字観察』は、グラフィックデザイナーである藤本健太郎さんが日本各地の路上を歩き、その時々で見つけたタイポグラフィについてまとめた本です。自身で撮影した15 ......
AI時代の創作文化はどう花開くのか 徳井直生『創るためのAI ──機械と創造性のはてしない物語』
『創るためのAI 』は、ジャンルによらず表現にかかわるすべての人におすすめしたい本だ。本書は、AI(人工知能)と人間の創作のかかわりを、多くの歴史や事例をまじえながら丁寧に解説して ......
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生き方を問われるデザイン書? 上平崇仁『コ・デザイン──デザインすることをみんなの手に』
デザインを語らないデザイン書 『コ・デザイン』は、おしゃれな表紙からは想像もできないほど、筆者の熱い信念のこもった本だ。タイトルには「デザイン」とあるが、デザインの専門用語はほとん ......
不確定要素の多い時代には、不穏な癒しを。近藤聡乃『不思議というには地味な話』『はこにわ虫』
何かの名前を知ることで、その存在が確かになることがあります。何かを作るという行為は、まだ呼ばれたことのない 名前を呼ぶようなことかもしれません。(近藤聡乃/「近藤聡乃展 ......
そうだ、“紙上旅行”に行こう。~ステイホームのおすすめ旅行記・旅行エッセイ~
唐突だが、旅に出たくありませんか。私は猛烈に出たい! 感染症による行動制限や、仕事、家事や子育てなどの日常の色々な縛りから解き放たれて、知らない街をこころゆくまで、ひたすらふらふら ......
あなたをメディアづくりにいざなう 『野中モモの「ZINE」小さなわたしのメディアを作る』
緊急事態宣言下も開いていたまちの本屋さんで出会った『野中モモの「ZINE」小さなわたしのメディアを作る』を紹介する。何かを作りたくなる楽しい本だ。 本書は、ZINE(ジン)の世界を ......
『地獄変』に見る芸術至上主義の極致
皆さんはかの「芥川龍之介」の作品を読んだことはあるだろうか。 芥川龍之介と言えば、近代文学を語る上では欠かせない著名な文豪である。短編の作品が教科書に掲載されているために、『羅 ......